テランガ(助け合い)の国、セネガル共和国

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【忙しい人のための3行まとめ】

・セネガルには「テランガ(助け合い)」の文化がある

・実際私も家探しで困っていた際に偶然知り合ったSさんと翌日から一緒に生活させてもらうことになり助けていただいた

・人の優しさ、温かさという点でセネガルは日本とも共通する部分が多い 

 

 

皆様こんにちは!アフリカ商会の山田です。

 

本日はセネガルでの生活で日々実感している「テランガ(助け合い)」の文化について記します。(写真は本文とは無関係です。)

 

セネガルでは、困った時は当然のように皆で助け合う「テランガ」の文化が根付いており、セネガル人もそれをとても誇りに思っています。

 

例えば、セネガルのバスは日本の満員電車のように混雑するのですが、お年寄りや荷物の多い人には席を譲ったり、座っている人は立っている人の荷物を膝の上に置いて持っていてあげたり、という事が当たり前に行われています。

 

私が生活していてセネガルの一番良い所だと感じるのは、この「助け合いの文化」です。

 

私自身の例を挙げますと、セネガルにきた当初、私は住居探しに困っていました。そんな中偶然入ったインターネットカフェで出会ったセネガル人のSさんに悩みを打ち明けたところ、なんとその翌日からSさん家族と一緒に生活をさせていただくことになりました。その後もSさんには様々な面で相談に乗ってもらい助けてもらっています。

(写真は左から順に私、Sさん、Sさんの息子のM君、奥さんのMさん、親戚のNさん。)

 

日本では考えられないようなこの出来事を複数のセネガル人に話すと、


「セネガルではテランガの精神が根付いているため、こうした事はしばしばあるんだ。これがセネガルスタイル。驚いた?まあ外国人に対してはお金への下心があってそうする人もいるけどね(笑)」


と、当然のことであるとの反応が返ってきて、さらに驚かされます。


「日本では考えられないような」と書きましたが、実は私は日本でもこのSさんのような、素敵な友人、そして人生の先輩方に助けられてきました。現在私がこうしてセネガルで活動できているのも、そうした皆様のおかげだと思っています。


セネガルと日本、地理的には遠く離れた2つの国ですが、人の優しさ、温かさという点ではとても似ているのかも知れません。


以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。

少しでも西アフリカを身近に感じていただけましたら誠に幸いです。

 

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